このたび、公益財団法人足利市民文化財団と足利市が協力して、国指定重要文化財である足利ゆかりの名刀「山姥切国広」の取得に向けたプロジェクトを進めていくことになりました。

プロジェクト名は「縷縷るるプロジェクト~美しき名刀に魅せられた人々の想いを未来へ~」。
この「縷縷」とは「長く、途切れることなく続くさま」という意味があります。
9月1日からクラウドファンディング等の募集を開始します。

縷縷プロジェクト等については、足利市のホームページをご覧ください。
足利市ホームページ

当財団は足利市にゆかりのある美術品・文化財等の保護事業に取り組む団体です。
これまでも、重要美術品 脇指(わきざし)日州住(にっしゅうじゅう)信濃守(しなののかみ)(くに)(ひろ)(さく)」((ごう) 布袋(ほてい)国広(くにひろ))(平成元年11月購入)等、多くの貴重な文化財を保護してまいりました。
今回の「山姥切国広」の取得により、大小2振の刀剣が故郷あしかがの地で一緒に生きていくことになります。
長年に渡り人々に愛されてきた美しき名刀を大切に守ってまいります。
皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

 


これまで当財団では、布袋国広をはじめとする、本市ゆかりの貴重な文化財の保護に努めてまいりました。刀工 国広の代表作ともいわれる、この「山姥切国広」と「布袋国広」の大小二振りをいっしょに守り伝えていく機会をいただいていることは、奇跡と言っても過言ではない大変ありがたい話であるとともに、その重大さに身が引き締まる思いです。
足利市民の新たな誇りとして迎えるにふさわしい貴重な文化財の譲り受けの実現に向け、多くのみなさまにも応援をいただきながら、今後も全力で文化財の保護と活用に努めてまいります。

公益財団法人足利市民文化財団
代表理事  笠原 健一